Blenderの押し出しの基本的な使い方とモデリング例を解説

Blenderの押し出しの基本的な使い方とモデリング例を解説Blenderの基本

Blenderでモデリングをする際に、よく使われるツールのひとつに「押し出し」があります。押し出しとは、ある形状を別の形状に押し出すことで、新しい形状を作成するというツールです。

この記事では、Blenderの押し出しの基本的な使い方とモデリング例を解説します。

ヤスオ
ヤスオ

今回の記事は次のような人におすすめ!

  • Blenderで3DCGを始めたい人
  • Blenderの押し出しの使い方を学びたい人
  • モデリングスキルをアップさせたい人
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基本的な使い方

「編集モード」で、オブジェクトの押し出したい面を選択し、ツールバーの「押し出し(Extrude)」を選択することによって任意の面を押し出せます。

「編集モード」で、面を選択してツールバーから「押し出し」を選択する
黄色の矢印をドラッグすることにより、面が押し出される

「押し出し」のショートカットは「E」キーです。

複数の面を選択した押し出し

「押し出し」は複数の面を選択した状態でも使用可能です。

複数の面を選択した状態
複数の面が押し出された
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押し出しの種類

「押し出し」には、複数の種類があります。メニューバーから「押し出し」をドラッグするか、「Alt+E」キーで押し出しのメニューを開くことができます。

ここではよく使う「押し出し(法線方向)」と「押し出し(個別)」について解説します。

Macの場合は「Alt」を「Option」に置き換えてください。

押し出し(法線方向)

選択した面を、法線方向に沿って押し出してくれます。

法線方向に押し出し

「Alt+E」から開くメニューでは「法線方向に沿って面を押し出し」です。

押し出し(個別)

選択した面を、個別に押し出してくれます。

個別に押し出し

「Alt+E」から開くメニューでは「個々の面で押し出し」です。

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押し出しを使ったモデリング例

「押し出し」を使ったモデリング例として、タルをモデリングしていきます。

最初に、オブジェクトの追加から円柱を選択し、頂点数を12にします。

円柱を追加し、頂点数を12にする

追加した円柱をZ軸方向に縮小したのち、一番上の面を少し拡大します。

全体をZ軸方向に縮小したのち、一番上の面を少し拡大する

一番上の面を選択し、押し出してから押し出した面を少し拡大します。

押し出してから少し拡大する

さらに押し出していきます。

さらに押し出す

今度は押し出してから、押し出した面を少し縮小します。

押し出してから押し出した面を縮小する

さらに押し出してから、押し出した面を縮小します。

さらに押し出してから、押し出した面を縮小する

これで完成でも良いのですが、さらにタルっぽくするために押し出しを活用しながら仕上げていきます。

下の画像のように面の外周を複数選択し、Alt+Eで「法線方向に沿って面を押し出し」を選びます。

Alt+Eで「法線方向に沿って面を押し出し」を選択する

「法線方向に沿って面を押し出し」を実行すると下の画像のようになります。

法線方向に沿って押し出しをする

次に、タルの一番上にあたる面を選択します。

一番上の面を選択する

面を選択できれば、Eキーを押した直後にSキーを押して面を縮小します。

E→Sと押して面を縮小させる

E→Sと連続して押すのがポイントです。

最後に、面を下方向に押し出します。

下方向に押し出しをする

あとは、マテリアルやライトを調整すれば完成になります。

完成画像

押し出しは、Blenderの基本的なツールです。押し出しの使い方をマスターすることで、さまざまなモデリングを可能にすることができます。

また、今回のモデリング例のように単純な形であれば素早くモデリングすることができるので、非常に便利です。

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まとめ

この記事では、Blenderの押し出しの基本的な使い方とモデリング例を解説しました。

今回解説したことをまとめておきます。「押し出し」は、Blenderのモデリングではよく使うツールですので覚えておいて損はありません。

押し出しの基本的な使い方
  • ツールバーの「押し出し」を選択する
  • ショートカットキーは「E」
  • 複数の面を選択した状態でも使用可能
よく使う押し出しの種類
  • 「Alt+E」で押し出しのメニューを開く
  • 法線方向に沿って面を押し出し
  • 個々の面で押し出し

このブログ記事を参考に、押し出しを使って、さまざまな形のものをモデリングしてみてください。

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